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久留米市の固定資産税はどう決まる?都市計画税の計算方法も解説

古賀 聖二

筆者 古賀 聖二

不動産キャリア20年

売買担当。不動産に係る事は何でもご相談ください。
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マイホームを購入してしばらく経つと、毎年届くのが固定資産税・都市計画税の納税通知書です。
しかし「どうやって計算されているのか」「この金額は本当に合っているのか」と、モヤモヤしたまま支払っている方も少なくありません。
そこで本記事では、久留米市でマイホームを所有している方向けに、固定資産税・都市計画税の基本から計算方法までをやさしく解説します。
まずは税金の目的やしくみを整理し、そのうえで「評価額」「課税標準額」「税率」の関係を具体的なステップで確認していきます。
さらに、都市計画税との違いや、免税点・評価替え・納税通知書の見方など、実務で迷いやすいポイントもまとめました。
この記事を読み終えるころには、ご自宅の税額を自分でチェックできるようになるはずです。

久留米市の固定資産税・都市計画税の基本

固定資産税は、道路や学校などの公共サービスに必要な費用をまかなうために、市町村が土地や家屋などの固定資産に課税する税金です。
一方、都市計画税は、道路整備や公園整備、上下水道整備など、都市計画事業や土地区画整理事業の費用に充てる目的税です。
久留米市では、土地・家屋・償却資産が固定資産税の対象となり、このうち市街化区域内の土地と家屋が都市計画税の対象となります。
いずれも、評価された価格を基準に税額が計算される点が共通の仕組みです。

固定資産税と都市計画税は、毎年「賦課期日」と呼ばれる日である1月1日時点の所有者に課税されます。
そのため、年度の途中で不動産を売却した場合でも、その年の税金は原則として1月1日の所有者が負担することになります。マイホームを購入した直後は、このタイミングを把握しておかないと、売主との間で税負担の精算方法を巡って誤解が生じるおそれがあります。
売買契約書などで、基準日や固定資産税・都市計画税の負担清算を確認しておくことが大切です。

久留米市における固定資産税率は原則1.4%、都市計画税率は0.3%と定められています。
ただし、課税標準額が一定額未満の場合には、税金がかからない「免税点」という仕組みがあります。
久留米市では、土地は課税標準額の合計が30万円未満、家屋は20万円未満、償却資産は150万円未満であれば、固定資産税・都市計画税ともに課税されません。
マイホームの評価額が高い場合には免税点に該当しないことがほとんどですが、相続で取得した小さな土地などについては、免税点により税負担が生じないケースもあります。

税目 久留米市の税率 免税点の目安
固定資産税 課税標準額の1.4% 土地30万円・家屋20万円
都市計画税 課税標準額の0.3% 固定資産税が免税点未満

久留米市での固定資産税の計算方法をやさしく解説

まず、固定資産税を計算するときに重要になるのが「固定資産評価額」と「課税標準額」の違いです。
固定資産評価額は、地方税法に基づき行政が評価した土地や家屋の価格であり、固定資産税や都市計画税の基準となる額です。
一方で課税標準額は、この評価額に住宅用地の特例や負担調整などの各種措置を反映させた後の金額で、実際に税率を乗じる基礎になる額です。
住宅が建っている土地では、面積や利用状況に応じて「小規模住宅用地」と「一般住宅用地」に区分され、それぞれ課税標準額が評価額の一部に軽減される仕組みになっています。

住宅用地の特例では、原則として住宅1戸につき200㎡までの部分が「小規模住宅用地」とされ、この部分の課税標準額は評価額の1/6に軽減されます。
また、200㎡を超える住宅用地の部分については「一般住宅用地」とされ、課税標準額は評価額の1/3に軽減されます。
このように、同じ土地でも住宅の有無や面積によって課税標準額が変わるため、固定資産評価額の数字だけを見るのではなく、どの特例区分が適用されているかを確認することが大切です。
特にマイホーム用地では、この特例を前提に固定資産税が計算されるため、評価額と課税標準額の両方を意識しておくと、税額の仕組みが理解しやすくなります。

次に、久留米市での固定資産税額の求め方の基本的な流れを整理します。
土地については、まず固定資産評価額を住宅用地の特例に基づいて小規模住宅用地部分と一般住宅用地部分に分け、それぞれ評価額に1/6または1/3を乗じて課税標準額を求めます。
その上で、それらを合算した課税標準額に久留米市の固定資産税率を乗じることで、土地分の固定資産税額が算出されます。
家屋については、原則として評価額がそのまま課税標準額となり、同じく久留米市の固定資産税率を乗じて家屋分の税額を求め、土地分と家屋分を合計したものが、マイホームにかかる固定資産税の年税額になります。

項目 土地の計算の流れ 家屋の計算の流れ
①評価額 固定資産評価額を確認 家屋の評価額を確認
②課税標準額 小規模・一般住宅用地特例適用後の額 原則として評価額と同額
③税額算定 課税標準額×久留米市税率 課税標準額×久留米市税率

なお、固定資産税の税額は毎年同じとは限らず、数年ごとに行われる「評価替え」の影響を受けて変動することがあります。
土地と家屋の固定資産評価額は、地価や建築費の動向、建物の老朽化などを踏まえ、原則として3年ごとに見直される仕組みになっており、その結果として課税標準額も変化します。
また、住宅用地特例の適用状況や、法改正・各種軽減措置の終了時期などによっても税額が変わるため、久留米市から届く納税通知書で毎年度の評価額と課税標準額を確認し、前年との違いを把握しておくことが大切です。
このような仕組みを理解しておくことで、将来の固定資産税の負担変化も、ある程度見通しを持って家計に反映させることができます。

都市計画税の仕組みと久留米市での計算ステップ

都市計画税は、道路や公園などの都市基盤整備に充てる目的で、市街化区域内の土地・家屋に課される税金です。
固定資産税と同じく固定資産を所有していることに着目した税金ですが、課税対象となるのは原則として市街化区域にある資産に限られます。
また、実務上は固定資産税とあわせて「固定資産税・都市計画税」として同じ納税通知書で通知され、一体的に納付する仕組みになっています。
そのため、マイホームの所有者は、固定資産税と都市計画税の両方を前提に、年間の負担額を把握しておくことが大切です。

都市計画税の税額は、基本的に「課税標準額×税率」で計算します。
土地・家屋ともに、出発点となるのは固定資産税評価額ですが、住宅用地については、国の制度として定められた特例により課税標準額が軽減されます。
具体的には、小規模住宅用地では評価額の3分の1、一般住宅用地では3分の2をもとに課税標準額を算出する仕組みが採用されています。
久留米市における都市計画税の税率は、地方税法の上限である0.3%とされており、固定資産税率1.4%とあわせて確認しておくと、税負担の全体像がつかみやすくなります。

固定資産税と都市計画税には、いずれも少額の資産について課税しない「免税点」の仕組みがあります。
久留米市では、固定資産税が免税点未満となる土地・家屋については、都市計画税もあわせて課税しない運用がされています。
そのため、固定資産税の課税の有無が、そのまま都市計画税の課税の有無にも影響する点を理解しておくことが重要です。
マイホーム所有者としては、納税通知書に記載された課税標準額と税額を毎年確認し、評価額の変化や住宅用地の特例の適用状況をチェックすることが、税負担を正しく把握するうえでの大切なポイントです。

項目 内容 マイホーム所有者の確認点
課税対象エリア 市街化区域内の土地・家屋 所在地が市街化区域かどうか
課税標準額 固定資産税評価額を基礎 住宅用地特例の適用状況
税率と免税点 税率0.3%と固定資産税の免税点 固定資産税が免税点以上かどうか

久留米市でマイホーム所有者が押さえるべき実務ポイント

まず、納税通知書の見方を押さえておくことが大切です。
久留米市の固定資産税・都市計画税でも、他の自治体と同様に「評価額」「課税標準額」「税率」「税額」などの欄が設けられています。
これらの関係は、評価額を基に住宅用地の特例などを反映して課税標準額を求め、そこへ税率を掛けて税額が決まるという流れです。
納税通知書と同封の課税明細書を見ながら、それぞれの数値がどのように連動しているかを確認することが、税額の妥当性を判断する第一歩になります。

次に、納付の時期と方法を把握しておくことが重要です。
久留米市では、固定資産税と都市計画税はいずれも年数回に分けて納付する仕組みが採られており、広報紙などで各期の納期限が案内されています。
金融機関やコンビニエンスストアでの納付のほか、市内の金融機関等で申し込みを行えば、口座振替で自動的に引き落とすことも可能です。
納期限を過ぎると延滞金が発生する場合があるため、家計管理の一環としてカレンダーや家計簿に納期限と振替日を記録し、残高不足が生じないよう事前に資金を準備しておくことが望ましいです。

また、評価額や税額に疑問がある場合は、早めに市の資産税担当窓口へ相談することが重要です。
久留米市では、市役所内に資産税課が設置されており、土地や家屋の評価、固定資産税・都市計画税に関する問い合わせを受け付けています。
相談の際には、最新の納税通知書や課税明細書、登記事項証明書、建物の平面図など、所有状況や面積・構造が分かる資料を用意しておくと、説明や確認がスムーズです。
特に評価替えの年や増改築後などは税額が変動しやすいため、気になる点があれば納期限より前に問い合わせて、必要に応じて不服申立てなどの手続き期限を逃さないようにしましょう。

項目 確認の内容 主な注意点
納税通知書・明細書 評価額や課税標準額の内訳確認 前年との税額差と理由の把握
納付方法・納期限 期別納付か全期前納かの確認 口座残高と納期限の管理徹底
相談・問い合わせ 資産税担当窓口への事前連絡 通知書など必要書類の準備


まとめ

久留米市でマイホームを所有すると、固定資産税と都市計画税は毎年かかる身近な税金です。
評価額や課税標準額、税率の仕組みを知っておくと、納税通知書の内容も理解しやすくなります。
特に住宅用地の特例や免税点の考え方は、税額に大きく影響するため重要です。
納付方法や納期限も早めに確認し、家計の予定に組み込んでおきましょう。
金額に疑問があるときは、通知書を手元に用意して、早めに相談することが安心につながります。

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